新しい事をしたくないという心理
ファッキンコールドが続いている。現在進行形。寒いのも嫌だし暑いのも嫌なので、本当に家から出ずに仕事をしたい。
新しい事とは言い換えれば変化であり、新しい事を覚えたくない、したくないというのは、つまりは変化したくないという事である。
しかし、環境の変化は、今まで自分にとって最適にする為に行ってきた調整を壊すという事でもあり、破壊と再構築を行う事でもある。
新しい事をしたくない心理を、一方的に批判する事はできないが、かと言って許容してばかりでは先に進めない。現在の環境に、両方の思想のグループがあった場合、どちらか一方だけを贔屓にする事は難しい。落としどころを見極めなくる必要がある。
一方で、個人で新しい事を嫌うという事は、単にエネルギーが不足しているだけの事が多い。脳みそと身体が、新しい事を覚えるリソースが足りていないからだ。
子供の時は新しい事だらけだった。経験して知識を蓄え、予測できるようになると最適なパターンを構築する。最小限の労力で最大限のリターンを見込み、安定した生活を形成するようになる。
安定した生活は波が無い。波が無ければトラブルも無い。あっても予測の範囲内であればスムーズに対応し、精神的に不安定になる事が無い。
言いようの不安は恐ろしく、安定した生活とは恐怖の予防の為でもある。大切な事だと思う。
どう不安と折り合いをつけるか、また許容するか。人の社会は一人では無い。どんな言動にも責任は伴い、それを無意識に求められる。
変化する事は好きな事だが、大きな変化を実行するにはよく吟味し、その場でも将来的にも後悔しないような選択をしたいなと思う。