オナニー感想
パシリム観た感想。表示非表示で隠すのが礼儀だろうが、ここは俺の場所なのでそのまま載せよう。
前作は新しいものが多くて、尖った作品だった。ロボ、怪獣の巨大な質量がぶつかりあうっていう、まあ言っちゃえばそれだけの作品なんだけど、そこにこぞってオタク共は絶賛した訳だ。俺もその一人。
キャラもロボも怪獣も、サクッと死んで退場という流れが大半なんだけど、一目で記憶に残るようなインパクトあるデザインだし、理屈もエピソードもアメリカンな「よく聞いてくれ。これが答えだ」って銃撃つ挨拶のようなテンポで、非常に良い。
続編のパシフィックリム アップライジングはデルトロ監督が居ないとこんなもんなんだなって印象しか残らない作品でものすごく退屈だった。
面白くない訳では無い、って作品や作製者に対してリスペクトあるから濁した言い方するけど、そこを排して作品を評価すると人に勧める作品ではないし、パシリムの続編という事すら無かった事にしたいレベルの出来。観るに堪えない。
前作にあった新しい尖りやキャラのデザインも丸くなり、ひたすら無難に無難に作った作品。
キャラのインパクトが無い為にちょっとしたドラマをキャラに語らせるチープな構成。
戦いの中で味方を殺して感情を盛り上げようというストーリー。
ひたすらおもんかった。見て損したレベル。前作が素晴らしかっただけに残念過ぎた。
主人公のジョン・ボイエガ、前作から続投のチャーリー・デイ、ゴーマンは良かった。
特にこの二人の仲の良さが夫婦かよってぐらいの距離感で、天才二人故の共感と前作での怪獣との戦いを共に乗り越えてきたっていうのがある故の距離感。ガイズリーの方は色々あって若干引き気味だったが。
正直この二人居なきゃなんも見所無かったね。ロボ、怪獣ですら心動くようなもんがなかった。
前作パシフィックリムの尖ったものをひたすら切ってならして丸めて、ハリウッドで受けるようにドラマ挿入して構成して、デルトロのオタクセンスを一般人がなぞらえたような作品。
俺は人には絶対勧めない。特に同じオタク的な知り合いには。